実弟・啓介さんが語るアントニオ猪木さんの破天荒エピソード。ブラジル大統領との面会スケジュールを自分で変える

実弟の猪木啓介氏

 改めて猪木さんの思い出を問われると「いつも無理難題を言われていた。兄貴だからしようがないなと思って過ごしてきた。この前も夢に出てきたが、いつも自分に命令しているイメージ。でも大好きな兄貴です。特にブラジルに行く時は常に一緒だった。自分でスケジュールをころころ変えるんで本当に困る。向こうで大統領に会うときにこっちでスケジュールを変えた(笑)。“ちょっと午後にしろよ”とか。しようがないなと(笑)。着いてすぐに“俺、すぐに帰るから”とか。飛行機とか全部変えないといけない。そういうのはあの頃は大変だった。今思えば楽しい思い出」などと生前の猪木さんの破天荒なエピソードを明かした。なお、その大統領のスケジュールは「大統領府ではなく私邸のほうだったので、なんとかうまくできた」と実際に変更したという。