猪木さんの一周忌法要で藤原喜明が「自分もすぐいきますので、待っていてください」としんみり
猪木さんとの思い出を語り、しんみりの藤原
改めて猪木さんについては「横浜の鶴見で生まれた少年がそのまま大きくなったような、正直で純粋で“そうはいくかい”というようなちょっと短気なところもあった。30ちょっとで何十億という借金をして、モハメド・アリと戦った。あれは真似できないんじゃないですかね。失敗したらどうしようとか、多分考えていなかった。すごいというか無謀というか、そういうところが猪木さんの魅力だったんじゃないかなと思います」と語った。
そして「おかげさまで晩年、よく六本木から電話がかかってきて。“ちょっと来い。1時間で来い”と。“無理ですよ”と言っても“でも来い”と。急いでタクシーを呼んで時間ぴったりに言ったら“もっとゆっくりでいいのに。気を利かせろ”と言ってにやーっと笑うんです。こんなこと言っていいのか分からないが、茶目っ気というかユーモアがあった。最後は必ずテキーラで乾杯。“お前らみんなテキーラ”と言って飲む。“なんだ、俺も敵だったのかと思って”」と猪木さんとのエピソードを明かした。そして「最後にものすごく素晴らしい思い出をいただきました。自分もすぐいきますので、待っていてください。寂しいな」としんみり。
しかし最後は「でも、大スターだったから大変だったと思う。女も口説けないというね…。口説いてましたね(笑)。それはそれでいいです。安らかにお眠りください。ありがとうございました」と締めくくった。