森坂陸と大鹿統毅の2王者が初防衛戦。挑戦者は篠塚辰樹と悠斗の危険な2人【Krush.154】

王座をかけて対戦する王者・大鹿統毅(左)と悠斗

 フライ級では大鹿統毅(K-1ジム総本部チームペガサス)が悠斗(HUNGRY GYM)を相手に初防衛戦に臨む。

 大鹿は今年5月に行われた「第2代Krushフライ級王座決定トーナメント」を制し、王座を獲得。プロ戦績が8戦8勝(1KO)と無敗の18歳。

 悠斗はキックボクシングでニュージャパンキックボクシング連盟で上位ランカーとなるも、その後、ボクシングに転向。日本ライトフライ級王座を獲得するも、コロナ禍で試合の延期が続き「モチベーションを維持することが難しい」とタイトルを返上し現役を引退。しかし2021年にKNOCK OUTでキックボクシングに復帰し、昨年9月には「BOM OUROBOROS 2022」でWMC日本ライトフライ級王座を獲得。今年7月から戦場をK-1グループに移し、いきなりKO勝ちを収め、王座挑戦をアピールしていた。ここまでのプロ戦績が38戦21勝(10KO)13敗4分の30歳。プロボクシングでも15戦11勝(5KO)4敗の戦績を残している。

 悠斗は「ベルト自体は意識しすぎると硬くなってしまうので、ベルト云々より、無敗の王者と戦えるということが楽しみ。背負っているものもたくさんあるのでしっかり倒して勝ちたい。(印象は)若くてスピードもあってテクニックもある。実は僕がキックに戻って来た時にスパーリングも結構やってもらっていて、お互いに手の内は分かっているんじゃないかと思う。そこからだいぶ時間も空いて、僕もムエタイから打撃だけのほうにしっかり体を作ったので、今の王者に向き合った時にどうなるか楽しみ」などと語った。