壽美の引退で空位となった女子フライ級王座決定トーナメント開催。真優、池内紀子、鈴木万李弥、麻央が参加【Krush.154】

初戴冠を目指す鈴木

 鈴木はキックボクシングとMMAの二刀流ファイターとしてキャリアを重ね、昨年3月にK-1グループ初参戦。フライ級戦線の中心選手だった真優に勝利し、6月の「RING OF VENUS」でも櫻井梨華子を破り、2連勝。今年7月のK-1ではK-1女子フライ級のトップファイターの☆SAHO☆に判定負けを喫し、今回が再起戦となる。

 麻央は6戦5勝1敗という好成績を残しながらも一度は引退。。昨年12月に6年ぶりの復帰戦でK-1グループ初参戦を果たすと真優に判定勝ち。「RING OF VENUS」では「日本vs韓国・3対3」に抜擢されファン・ソンリムに勝利を収めるなど順調に白星を重ねるも、今年6月には池内に判定負けを喫した。

 麻央は「決勝まで勝ち上がってベルトを獲る。2試合ともKOで勝てればと思っている」、鈴木は「今回、デビューして初めてベルトを狙える試合なので勝って決勝に進みたい」、池内は「一戦一戦集中してベルトを獲り行く」、真優は「自分は2年前に壽美選手に負けてどん底を味わった。悔しい気持ちはこの中で一番分かっていると思うんで、ベルトを獲って自分が一番輝きます」とそれぞれベルト奪取への意欲を口にした。

 準決勝の対戦相手については麻央は「体幹が強そう。でも倒しに行く」、鈴木は「いい試合をしている。応援してくれている人から麻央選手との試合が見たいという声があったので実現できたなという感じ。勝ちます」、池内は「ベテラン選手だと思うので、どう来ても勝てるようにしっかり練習する」、真優「リーチが長く、POWER OF DREAMさん独特の戦い方をする選手」と語った。