プロ7戦で2階級制覇達成の久井大夢が「ISKA世界王座に挑戦したい」と3つ目のベルトに照準【KNOCK OUT】

ISKAインターコンチネンタル暫定王者となった宇佐美秀メイソン

宇佐美の今後の課題は「興奮しすぎないこと」

 第5試合で行われた「ISKAインターコンチネンタル暫定王座決定戦」で1RKO勝ちを収め、プロ3戦目にして王座を獲得した宇佐美秀メイソン(Battle Box)が「興奮しすぎないこと」と今後の課題を口にした。

 宇佐美は元ISKA世界ウェルター級(オリエンタルルール)、元ストライカーズリーグウェルター級、元 IPCCヨーロッパの3つのタイトル獲得歴がある38歳のベテラン、ジャマル・ワヒィム(フランス)から1Rに2度のダウンを奪う完勝だったが「試合内容は全く覚えてなくて。戦いはできたと思うが、いっぱい課題が見つかった試合」と反省の弁を口にした。

 前日会見では「時間をかけてベテランをいじめる。3、4RくらいにKOできれば」などと語っていたのだが真逆の早期決着となった。宇佐美は「1発目のストレートでダウン取った時に、興奮しすぎてセコンドに“落ち着け”と言われた。いったん落ち着いて相手のパンチをガードした時にほとんど力が入ってなく、踏ん張りも効いていなかったので倒せると思った。追い込みの時に左手を痛めていたので、右手で倒すと決めていて、右ジャブで倒すつもりだったがストレートで倒れちゃったという感じ」と振り返った。

 覚えていないのは「タイトル戦ということもあり、すごく緊張していた。緊張しすぎて“お父さんを呼んでくれ”と言って(笑)。お父さんと話したら緊張がほぐれた。でも興奮はとんでもないくらいしていた」という理由から。課題については「興奮しすぎないこと。興奮しすぎなので、そこを直していきたい」と語った。

「今年の目標はベルトを1本巻くことだったので、その目標が達成できたことがうれしかったし、お父さんに自分がベルトを巻く姿を見せる目標があったので、お父さんも喜んでくれてうれしかった」という宇佐美。今後については「マネジメントと話してから決める」と未定ではあるが「自分はもともと帰ってきたときはMMAから始めたので、MMAをやりたいというのがあるが、せっかくベルトを巻けたので、キックをやってもいいかと思っている。正規王者とやるとなれば全然やります」とも語った。

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