超ド級のエンタメ!北と南とFBIの刑事がタッグを組む韓国映画『コンフィデンシャル:国際共助捜査』が痛快だった!【黒田勇樹のハイパーメディア映画鑑賞記】

 こんにちは、黒田勇樹です。

 先日放送されました「妖ばなし」の「蛙女房」が見逃し配信されておりまして、いろいろとご感想をお寄せいただいております。ありがとうございます。

 今年の年末は11月に春名風花さんが主演を務めるボクらの罪団「IsLAND-売春島」に出演させていただき、12月には三栄町LIVE×黒田勇樹プロデュース公演「リライト!」という感じになっています。

 で、現在、この12月公演のキャスト募集中です。今回は久々に“悲劇”をやりますのでご興味のある方はぜひ。詳細は( https://audition.nerim.info/audition-202309/audition-2023091143.html )まで、25日14時締切ですので、よろしくお願いします。

『コンフィデンシャル:国際共助捜査』9月22日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー 配給:ギャガ Ⓒ 2022 CJ ENM CO., LTD., JK FILM ALL RIGHTS RESERVED

 ガンアクション、カーチェイス、ナイフ、肉弾戦はカンフーや喧嘩ファイト、実際の火薬であろう爆破、CG、スタント、etc…。

 やりたいこと全部やったな!というかもう、名古屋のスパゲッティみたいな“てんこ盛り”。
 更にラブロマンスから、サイバー捜査やネットの配信者など、コメディ、ミステリー要素まで入れていて、単純に「これがストーリーとして成立してんのスゲーな!」と、いうのが最初の感想。

 日本のドラマ『相棒』と、ハリウッド映画の『ラッシュアワー』と『ソードフィッシュ』『ミッションインポッシブル』、米ドラマ『ER緊急救命室』、韓国映画『僕の彼女はサイボーグ』を、ゴチャ混ぜにして、小学生が参謀にいるんじゃないかと疑うような、作る側の視点で見ると、ぶっ飛んだことをやっているのですが、観客として観ていると全く気にならない。

 むしろ、痛快!ただただ、楽しい。

 北と南の刑事が、同じ事件を追うために共同で捜査を始め、いわゆるバディものとしてはじまり、そこにFBIの刑事が合流して、事件を追うのですが、それぞれ、秘めた思いや、所属する体制側からのミッションがあり「協力」は、しながらも、腹のさぐりあいや駆け引きを続けていくから「もう、それだけで2時間観てられるじゃん!」という、練り込まれたストーリーに、上記したような「映画の面白いやつ全部盛り」のデコレーション。

 観終わると、北朝鮮、韓国、アメリカ、他の国との関係も含めて、難しい問題なので、ここの説明や意見は割愛しますが「こうなればいいな」と、清々しい思いすら感じられる傑作でした。

 イケメンいっぱい出てくるんですが最後に、結局“アノ人”が、一番イケメンに見えるところまで、徹頭徹尾、痛快!

 韓国初の、ド級エンタメ映画、是非皆様御覧下さい!

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黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。

公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23
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