ボクシング『いのちの閃光』【アフロスポーツ プロの瞬撮】
スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
(左)堤聖也、(右)増田陸(2023年8月30日 PHOENIX BATTLE 103)撮影/文章:西村尚己
(左)増田陸、(右)堤聖也
(左)増田陸、(右)堤聖也
(左)ブリアン・モシニョス、(右)デーブ・アポリナリオ
日本ボクシング界の聖地・後楽園ホール。
戦いの舞台は、数多くのボクサーたちの血と汗と涙が染みこんだリングだ。
研ぎ澄まされた魂。
鍛え抜かれた肉体。
リング上で相まみえる二人のボクサーの魂と肉体が激しくぶつかり合う。
倒すか、倒されるか。
危険を顧みず、極限状態の中で戦うボクサーが放つ“いのちの閃光”。
その一瞬の輝きに魅かれ、私は高ぶる気持ちを抑えながら、静かにシャッターを切った。
■カメラマンプロフィール
撮影:西村尚己
1969年、兵庫県生まれ。大阪大学大学院工学研究科修了。
人間味あふれるアスリートの姿に魅せられ、学生時代にスポーツ写真の世界と出会う。
大学卒業後は、国土交通省に勤務しながらアマチュアカメラマンとして活動するも
どうしてもプロの世界で挑戦したいという想いが募り、2016年にアフロスポーツに転職。
現在は国内外のスポーツを精力的に撮影し、人間の情熱や鼓動、匂いなど五感で感じとれる作品づくりに励む。
2007年 APAアワード写真作品部門 奨励賞
2013年、2015年 写真新世紀 佳作 ほか
★インスタグラム★
https://www.instagram.com/naoki_nishimura.aflosport/
アフロスポーツ
1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。
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