タレントのスザンヌさん「何かあったら “私も誰かを助けてあげたいな” という意識を持つこと」【関東大震災から100年】
スザンヌさんは自分自身や大切な人を守るため「挨拶とお声がけを大切にします!!」
小学生のお子さんには防災の意識をどのように伝えていますか?
「熊本地震の時はまだ赤ちゃんだったので、分からないことも多いと思うんですけど、学校の防災訓練などから学んでいる部分はあると思います。普段から学校で災害があった時にどうするか常に話し合って、“うちではどうするか” というルールを決めています」
先ほどおばあさまの話もありましたが、世代の違う家族との防災の意識の共有は?
「熊本地震の時に、福岡の友達が何週間か家を貸してくれるというので、祖母を誘ったら “どこに行っても地震に遭うかもしれん” “この場所を捨てられない” と聞いてもらえないことがありました。おばあちゃんを説得するのは無理だなと思って、その場でお互いに最善な落としどころを考えたんですけど、とっさの判断というのはなかなか難しいですよね。おじいちゃんやおばあちゃんを含め、災害が起きたらどうするか家族で話し合っておくことは大事だと思います」
スザンヌさんから経験者として伝えたい防災の心構えはありますか?
「リアルなことを言うと地域のハザードマップを見て、住んでいるマンションの耐震等級を調べて、災害時に自分がどんな状況に置かれるかを考えておくことですね。旅行に行く時にも “もし災害が起きたらどこに避難できるかな” とか、考えたくないけど考えておいて損はないですし、そういう備えを心の片隅に置きながら行動していれば、ちょっと不安が減るのかなと思います」
(TOKYO HEADLINE・後藤花絵)