DJ KOOが入院中の子どもたちに出張授業「転んだ時に声をかけられる人でありたい」
冒頭はDJ KOOのこれまでの歩みを紹介。3歳の頃のモノクロ写真を披露し「この写真は加工したわけではなく、リアルなモノクロフィルムです。怪獣映画が大好きで、将来の夢はゴジラになることだった。高校時代はラグビー部に所属して当時は高校生活のほとんどがラグビーだった」と語り「その時は分からなかったけど、ラグビー部の厳しい3年間を頑張ってきたからこそ今のDJ KOOがある」と胸を張った。
DJを目指したきっかけは「もともとはギターが好きでギタリストになりたかったけど、高校3年生の時にコンテストやオーディションに出場して全部だめだった」と言い「ギタリストの夢を諦めたからこそDJに巡り合った。DJを始めてからもう43年目です」と意外な過去を明かした。
その後、「TRF」を結成して32歳でCDデビュー。「僕の人生の中で見た目では一番イけてた時。この髪型はドレッドヘアというんですけど、当時はやってくれる人がいなくて1回25万円かかってました」というと子どもたちは「えーっ!」と目を丸くする。アーティストになってよかったことを「MVを撮影するために世界中に行けたこと。日本とは人も文化も違うので、機会があったら海外でいろんな景色を見るとすごく思い出に残ると思います」と振り返った。
子どもたちにDJの仕事で大変なことや乗り越え方を聞かれると「僕は好きなことをやっているので、大変だと思うことは失礼だなというのが基本にある」としながらも「DJの仕事って安定してないんですよ。全然食べられなくて、いろんなアルバイトをしながら “DJの仕事は続けられないのかな” と思った時に、奥さんが “あなたの好きなようにやりなさい” と言ってくれた。身近な人の言葉にすごく救われました」とアドバイス。