元修斗世界王者の佐藤将光が太田忍に判定勝ち。井上直樹、朝倉海、アーチュレッタとも「普通に戦える」【RIZIN】

佐藤の左が伸びる

 3R、圧をかける佐藤。佐藤が右ストレート、そして蹴りを出すとそこに太田がタックル。ケージに押し込む。バックを取る太田だが、佐藤は手首を取ってコントロールし、正対する。離れてもすぐにタックルの太田。佐藤は組み止めヴァレリーキック。太田はなおも押し込む。佐藤は首相撲からヒザ。太田はなおも左足にタックル。佐藤はヴァレリーキック。残り1分40秒でブレイク。圧をかける佐藤が左ジャブ、右ストレート、左ハイ。タックルの太田に佐藤がフロントチョーク。なんとか耐えた太田が首を抜く。上になった太田がパンチを打ち続ける中、佐藤は下から三角絞めを狙う。ほどいてパンチを落とす太田。

 判定は2-1で佐藤。決着の瞬間、太田は崩れ落ち大の字となった。

 佐藤は試合後の会見で「デビュー戦でしっかり一本、KOで勝ちたかったが概ねプラン通りできた試合だったかなと思う。(太田は)概ね戦前のイメージと一緒ですけど思ったよりタフで、効いてからが結構頑張るなというところがあったのと、自分も思ったより削られた部分があった」となどと振り返った。

 判定の2-1という結果には「いや、1人入るんだなっていうのはびっくりしましたけど、やることはやったからあとは委ねるっていうか。まあびっくりしました。本当はもっとまとめる部分とか、しっかりタックルを切って僕が押しているところを見せたかったんですけど、そういう見え方、太田選手がずっと押している展開が評価されるんだなというのが客観的に見えたというか。それまで僕的には30-27のゲームと感じていたところではあります」との見立て。