「牛のうんち」がマダガスカルの森林減少を救う!? 豊島区立要小学校でSDGs出前授業
マダガスカルでバイオガスを溜める施設を設置する現地のスタッフたち
そこで目をつけたのが、マダガスカルでは荷物を運ぶために牛車を引き、家畜としてたくさん飼われている牛の存在。毎日出てくる「牛のうんち」から発生させたバイオガスを溜める施設を作り、炭や薪の代わりにエネルギーとして活用することで、SDGsの10のゴールが達成できると説いた。
上岡氏は子どもたちに「SDGsは一つひとつ個別のゴールではなく、17のゴールを一緒に解決していくことがテーマ。みんなが捨てている牛のうんちが、クリーンなエネルギーになって森を守り、家族の健康を守ることで暮らしやすくなる。SDGsを考える時にひとつの課題を解決することで、いろんな課題の解決につながるということを頭に入れておいてほしい」と語りかけた。