『べらぼう』新キャストに渡辺謙、染谷将太ら 主演の横浜流星「身が引き締まる思い」2025年の大河ドラマ

 染谷は天才絵師の喜多川歌麿を演じる。蔦重の生涯の友であり同志となる。染谷は「想像力をかき立てられる役。それをある種、自由に演じていいのかなと受け取っています。絵は残っていて、描いた絵には人が出ると思うので、歌麿さんの絵を見つめながらクランクインを楽しみに待ちたい」とあいさつ。また「歌麿の構想は聞いた限り新しいもの。それを楽しみにしていただけたら」

 本作が初大河となる宮沢が演じるのは、意次の後継者の田沼意知。朝ドラの撮影中に隣りのスタジオで大河ドラマの撮影していたと振り返り、「みなさんが大河ドラマの別世界に行かれる姿を見ていて、ずっと心のどこかでうらやましいなと思っていたので、出演が決まってうれしい」と笑顔を見せ、「どこかプリンスのような存在であってほしいとお願いされたので、すごくスマートでチャーミングなところがあって、プリンスのような意知を演じたい」と話した。

 片岡は 蔦重の本や商売の師であり、のちにライバルとなる鱗形屋孫兵衛。役を聞かされて調べたというがなかなか情報がなかったといい「みなさんも知らないと思う」と片岡。だからこそ「自由に務められると思います」とコメントした。

 また、合戦も捕り物もない市井の人たちの姿を描く大河ドラマについて聞かれ、渡辺は「愛之助君と話していたんですが、今年は戦国(『どうする家康』)、来年は平安(『光る君へ』)と、ある種、絵巻物というか。今回(『べらぼう』)は日常の延長線上にある。時代劇のようであって時代劇じゃない。しかもエンターテイメントに関わる人間たちの話。見てくださる方々がの生活のすぐ近くになる大河ドラマになるべきかなと思っています」と語っていた。