赤井沙希が引退試合の6人タッグでノアの丸藤正道と対戦。「造形が綺麗な状態というよりも、命をかけてすべてをやり切った姿を見せたい」【DDT】
「恐怖を植え付けて卒業させる」と隣の赤井に向けて語った丸藤
丸藤「恐怖を植え付けて卒業させる」
丸藤は「“なぜここに丸藤がいるんだ?”と思う方もたくさんいると思うんですが、そもそも赤井選手がプロレスラーになる前にお会いする機会があり、彼女がプロレスデビューしてからも陰ながら見守っていました。今日こうやって会見しているDDTの皆さん、気持ちのこもった感情のこもった、そういう選手たち。恐らく他のDDTの選手たちもそういう気持ちだと思う。ここに立ててない選手たちを差し置いてという言い方はおかしいが、僕が立つ意味をしっかりとらえてリングに立ちたいと思う」と挨拶。
そして「彼女がどういう終わり方をしたいのか。自分で勝ちに来るのか、仲間の力を借りて勝ちに来るのか、それとも這いつくばって終わりたいのか。俺と山下選手に蹴られ、俺と樋口選手にチョップをされ、もしもその胸元にあざを作りたくないのならば、どうぞクッションでも入れたコスチュームをつけてください。僕たちも思い切りやるつもりでいますし。ここで俺を指名して“最後に丸藤と試合ができて良かった”というふうに、そんな楽しい思いで終わらせるつもりはないので、最後の最後にあなたに恐怖を植え付けて卒業させましょう」と隣に座る赤井に厳しい言葉を投げた。これに赤井は「少しエモい気持ちにはなっていたんですが、最後に丸藤選手の言葉を聞いてぞくぞくしました。やっぱりプロレスってこの緊張感と恐怖感を楽しんだものが勝てると思っているので、プロレスの楽しさを改めて今感じました」と応えた。