赤井沙希が引退試合の6人タッグでノアの丸藤正道と対戦。「造形が綺麗な状態というよりも、命をかけてすべてをやり切った姿を見せたい」【DDT】

長く苦楽を共にした坂口は絶句する場面も

坂口征夫はコメント中に絶句

 また自らの散り方については「自分のラストマッチということで、最近プロレスを見ていない方や、初めて会場に来る方もたくさんいるとお聞きした。自分は11月12日でプロレスラーとしては終わるが、他の5人の姿を見ていただき、今のプロレス、そしてこれからのプロレスの魅力を感じていただき、そこにつながってほしいと思っています。自分の姿に関しては、もちろん美しく散りたいという思いはありますが、美しさというのは人それぞれ。自分は美しさにはこだわりはあるが、造形が綺麗な状態というよりも、命をかけてすべてをやり切った姿を見せたいと思っています。1ミリも体力がないくらい全部出し切って、最後にイラプションの3人でリング上に立っている姿をお見せしたい」とその哲学を語った。

 会見で同じコーナーに立つ岡谷は「こうやって赤井さんの引退試合をイラプションでできるのをとてもうれしく思う。我々は今2冠王者なんですがKO-Dと全日本のベルトを獲れたのは赤井さんのお陰なので感謝している。最後の最後までイラプションをみんなに見せつけたい」と赤井に感謝の言葉を述べた。坂口は「多分、10年前のこの時期、大阪で彼女と初めてタッグを組み、それから自分のことを師事してくれて。この10年間、辛い時もしんどい時も悲しい時も楽しい時も、恐らく自分が一番そばで見てきた人間なのかと…。ちょっとこれ以上は言葉が出ないんで、今はここまででお願いします」と絶句する場面もあった。