連載50周年を記念した「手塚治虫 ブラック・ジャック展」が6日から開催。なだぎ武「今の時代にこそ見ていただきたい」
エントランスには巨大なコマと名ゼリフの数々を展示
公式ファシリテーターを務める宮田氏は「医療界はみんなブラック・ジャックが好き。素晴らしい漫画。医療に関わる人はみんなリスペクトしている。人生の節目に、10年おきには読んでいる。読むたびに大切な話が増えてくる。特にAIの話なんて。10年前はこんな時代が来るとは思わなかった。まさにそんな時代になった」などと手塚氏の作品世界をアピールした。
またサプライズゲストとしてアニメ「ブラック・ジャック」でブラック・ジャック役を務めた声優の大塚明夫が登場。「主役を演じる方が病気になり、それで“明夫ちゃんできるんじゃない。ブラック・ジャックやろう”と言われた」と別の役を演じる予定がブラック・ジャックを演じることになった経緯を語った。そして昨年、ポリープの手術を受けた真山のリクエストに応え「あなたのポリープの手術をしました。ギャラはビタ一文負けません。3000万円いただきます」とブラック・ジャックの声を披露した。
同展は11月6日まで同所で開催。500点以上の原稿に加え、連載当時の「週刊少年チャンピオン」や1970年代に発行された単行本、200以上のエピソードの直筆原稿が展示される。