新型コロナウィルスの影響で4年ぶりとなった例大祭での奉納までの物語を追う
川野の「獅子舞」
コロナ禍で2020年から2022年まで自粛傾向が続いていた「祭り」が今年は活気を取り戻している。
例年、「日本の祭り」を追っているTOKYO MXでは10月8日に『日本の祭り 湖底に届け!地図から消えた郷土の誇り~奥多摩・小河内神社例大祭~』(TOKYO MX1 17時~)を放送する。
番組では、奥多摩町にある小河内神社の例大祭で奉納される民俗芸能川野の「獅子舞」、原の「獅子舞」、「鹿島踊」を受け継ぎ次世代に伝えようとする人々を追う。
これら3つの民俗芸能は、1957年に完成した小河内ダムの建設に伴って水没した集落を中心に400年以上伝わっているもの。
川野の「獅子舞」は、現在も奥多摩町に残る川野地区で伝わってきた民俗芸能。この地で祖父が創業したそば店を営む本澤一修さんは川野の「獅子舞」の保存会会長としてこの芸能の継承に奮闘している。地域の人口減少や高齢化に伴って「獅子舞」を踊る担い手が少なくなっていることや、男性が“躍る”という川野の「獅子舞」の伝統を守ることなど、本澤さんはこれまで受け継がれている川野の「獅子舞」を存続させ次代に継承するために奮闘している。