「お前はもう死んでいる」祝40周年!六本木『北斗の拳』大原画展で愛をとりもどせ

原氏いわく「サウザーの顔を描くときはノッてましたね」という第86話「南斗の帝王!の巻」©️武論尊・原哲夫/コアミックス 1983

 同展実行委員会のコアミックス取締役の西田創氏は、作品の歩みを「近未来、核戦争が起きて世界の秩序が崩壊した暴力が支配する中、主人公のケンシロウが暗殺拳 “北斗神拳” を携えて悪党を倒し、世界の救世主となっていく。原作の武論尊先生の世界観や登場する男たちの生き様と死に様、作画の原哲夫先生の圧倒的な描写力で、当時『週刊少年ジャンプ』の読者アンケートで首位を独走し続けた。同時に放映されたアニメの視聴率も常時20%を超える大ヒットで、この40年間でさまざまなメディアミックスを行なってきた」と説明。

 ただし「実は、原画を大規模にファンの皆様にお見せする機会が作れていなかった」といい「本作品のこれだけの原稿をまとめて見られる機会は、40年間で初にしておそらく最後になるのではないか。漫画本来の画は、当時のジャンプの印刷や単行本の小さな版面では表現しきれない部分がある。当時、原先生が描いた漫画史上最も迫力のある生原画はこれまで一部の制作関係者しか見ていなかった。その最高の『北斗の拳』をご覧いただければ」とアピールした。