現代アーティストのKAORUKOが有田焼の老舗「香蘭社」とコラボ。「アメージングな食器」をデザイン

現代アーティストのKAORUKO

一つのうつわで何通りの料理にも使える

 KAORUKOは明治、大正時代の着物の文様をコラージュすることにより日本文化を反映させた表現をコンセプトとした作品を作り続けていることから「14年間、ニューヨークでアート活動をしてきました。その中で思ったのが、日本の伝統文化がいかに素晴らしいかということ。それで香蘭社さんと今回、コラボレーションさせていただくことを、とても光栄に思っています。香蘭社さんという歴史のある会社とコラボレーションができるとは夢にも思っていなかった」と今回のコラボについてコメント。

 作品については「広い層の方たちに使っていただきたい。有田焼の香蘭社さんは140年という歴史もあり、工芸品としても有名。その中で、若い世代の人、幅広い方々に使っていただきたいということでポップで、しかも和のテイストが入った、伝統を壊さない形の現代的な部分を入れた食器を作りたいと思った」とのこと。そして大きめのボウルを手に「一回り大きい。例えばラーメンに使ってもいいし、夏子さんの好きな親子丼もいいし、肉じゃがにも使える。若い世代の人たちは食器棚に飾ったりしない。そういう中で何通りにも便利に使える器を作りたかった。アメージングな食器」と一つのうつわで何通りの料理にも使える使い勝手の良さと「金と銀を使っているんですが電子レンジが使える」と現代のライフスタイルを意識したものとなっている。