齊藤工監督、おすすめの映画鑑賞スタイルは「開脚と梅干し」!? 日比谷で野外上映イベント
東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場にて開催中の「HIBIYA CINEMA FESTIVAL 2023」
『blank13』についても「十数ヵ国の映画祭を旅して僕も半分くらい寄り添わせてもらった。世界中のさまざまな会場で、客席の方たちの空気感を自分の中に吸収して、それを意識しながら新しい作品を作り続けて今がある。『blank13』がなかったら、今、映画作りを続けていなかったんじゃないかと思うくらい特別な作品。このタイミングでこの場所で上映していただけてとてもうれしい」と感謝した。
「HIBIYA CINEMA FESTIVAL 2023」の今年のテーマ “ながらシネマ” にちなみ、おすすめのながら見スタイルを聞かれた齊藤は「梅干し」と珍回答。その真意を「梅干しをしゃぶりながら見るということですね。先月『cinéma bird』で、太田敏監督の『いただきます』というおみそ汁がテーマの作品を上映しながらおみそ汁を飲んでもらった。その国の食べ物を食べながら映画を見るとか、食が加わると立体的に文化を味わえるんじゃないか。おみそ汁だとにおいがするので梅干しがほどよい」などと説明。
さらに「最初は開脚って書こうとしたんですよ」とたたみかけ「普段は家で足を広げながら映画を見ている。映画鑑賞ってどうしても映画館で動けないので、フィジカルをくっつけることができないかと思って。(『blank13』主演の)高橋一生さんに推奨されたのが、エアロバイクをゆっくりこぎながら1本の映画を見ること。それをまねしたりもしたんですけど、行き着いたのは開脚と梅干しです」と驚きの鑑賞スタイルを明かした。