品川区の小学生が「住み続けられる未来の品川区」をテーマに討論。最優秀賞は「助けてくださいカード」を提案したグループに
区議会の議場でプレゼン(撮影・蔦野裕)
第2部では7つのグループに分かれてのワークショップを開催。ここでは日本電信電話株式会社の協力のもと「わたしたちのウェルビーイングカード」を用いて議論を展開。まずはこのカードを使いながら自己紹介を行い、互いを知ることからスタート。続いて「住み続けられる未来の品川区」を実現するために必要な要素となるカードを各自2枚選んだうえで議論し、全員が選んだカードの中からグループとしての1枚を決定するという作業を行った。そして、この一つのテーマについて具体的にどんなアクションを取れるのか、そしてどんな未来があるのかというビジョンをパネルにまとめた。
休憩を挟み、第3部は場所を区議会の議場に移し、各グループが3分という持ち時間の中で議論の結果を発表。
「品川挨拶運動」「決まりを守ることが大事」「生命を思いやる愛が大事」「5月に思いやり月間を実施/助けてくださいカード」「共有の場を作る」「決まりを守ることが大事。ルールを振り返る」「価値観の理解が大切。SDGsのポスターを学校に作る」といったさまざまな提言がなされた。
発表の際には質疑応答も行われ「挨拶をする際にどこの国の人か分からないのでは?」「品川区以外の人にどう知らせるのか?」「価値観の理解とは?」といった大人顔負けの質問も飛び出した。