ヒップホップのスターが抗う!FANTASTICS木村慧人ら出演の『BREAK FREE STARS』開幕
初日公演を控えて、木村、阿部顕嵐、高橋駿一、松田昇大の主要キャストが揃って会見。本作で初座長を務める木村は「熱量がすごい舞台」だといい、「ダンス、お芝居の熱量がみなさんに届くと思います。僕たちのエンターテインメントを届けたい」とアピール。
木村が演じるのは街のカリスマ的なヒップホップダンサーのアース。彼を慕って多くの若者たちがついていくという役どころで、“FANTASTICSの木村慧人”とは異なる一面が見られそうだ。
木村は「ダンスだけじゃなく、お芝居とかラップもあって、僕もほんのちょっとなんですけど気持ちをぶつけて歌うシーンがあります。普段はダンスだけなんで、同時に来ると歌詞が出てこないなっていう部分があって…難しかったです」。
観客の煽りかたもいつものライブのようには行かなかったようで、「普段お客さんに向けての煽りは、“何々していきましょう!”となんですけど、今回はヒップホップということでタメ口で行かなきゃいけなくて。昨日やってみたら素で、“楽しんでいきましょう”って言ってて……」と笑った。
そのうえで、自分自身の見どころはどこか聞かれると「叫んでいるシーン、それと普段はR&Bというジャンルを踊ってるんですけど、この作品ではヒップホップに全振りしているのでそこを見てほしい!」とアピールした。
一方、阿部は木村演じるアースとは敵対するソーマ刑務官役を、クールに、そして葛藤と闘いながら演じている。
阿部は「僕は今まで反社会というかそういうのが多かった」とし、「今回は取り締まる側、国の権力側で。正義でもあるんですけど作品の中では悪に見える立ち回りで、今までしたことないなって自分の中の幅を広げるつもりでやらさせていただきました」。ただ、ダンスのシーンが劇中にほとんどないため、「踊りたかった」とこぼしていた。