佐渡島で暮らす柴犬 “ハナちゃん” に会える!西荻窪で『お寺のハナちゃん』写真展

梶井さんの船に乗って一緒に漁へ出るようになったハナちゃん

 畑を耕す梶井さんを邪魔するように寝転んだり、イカをさばくおばあちゃんの隣で身を乗り出したり。ハナちゃんとの暮らしをX(旧Twitter)に投稿していたある日、出版社の社長から直々に電話がかかってきて、写真集としてまとめることになったという。「電話の段階では、”お寺とも絡めながら文章を入れて作ってみませんか?” というお話だったのですが、文章をどう入れたらいいのかは試行錯誤しましたね。写真と文章のバランスがすごく難しかったです」。

 イカ、カタツムリ、カニ、魚などさまざまなものに興味を示すハナちゃんに「島に来た時は生後6カ月で、それまでほとんど外に出たことがなかったので、見るものすべてが新鮮だったみたいです。今はこういう環境の中で、自然児みたいに育つことはなかなかないんじゃないか」と梶井さん。島で流鏑馬(やぶさめ)のために飼われている馬のさっちゃんは「大きい犬だと思っているみたいです(笑)。おっとりしている牛とも仲がいいですね」とのこと。