浜松市の小学生が「住み続けられる未来の浜松市」をテーマにプレゼン。最優秀賞は「雑がみリサイクルで広げるフェアトレードシティ」
会議の冒頭、浜松市の中野祐介市長が「この浜松の未来を担うのは今の小学生の皆さん。そういった皆さんのアイデアということで大変楽しみにしている。浜松市は2018年にSDGs未来都市に認定され、市民の皆さん、企業の皆さんと一緒に持続可能な地域づくりに取り組んでいるところです。SDGs達成の目標年が2030年。2030年のころにはみなさんは成人を迎えるくらいな年になると思う。目標年である2030年の主役は皆さん。ぜひその目標年に向けて、今回をきっかけとして、自分たちが住む町、浜松に興味を持ってもらい、今日の暮らしや明日の暮らしの中で、どういった行動がSDGsの達成につながるのか、そういうことを考えてこれから一勝懸命取り組んでいっていただければと思っています。皆さんと一緒に住み続けられる浜松になるように、我々もしっかり頑張っていきたい。今日の発表をなんとしても実現に移していただいて、浜松のよりよい未来を皆さんで築いていっていただくことをお願いしたいと思っています」と挨拶。
続けて審査員を務める3人が挨拶。このプロジェクトを主催し、審査員を務める一般財団法人ピースコミュニケーション財団の代表理事である一木広治氏が「この国連を支える世界こども未来会議もともと世界の子どもたちの意見を国連本部に届けようということで始めました。新型コロナウイルスがあったことで、今年やっと国連に届けることができました。国連には毎年行くことになっているので、ぜひ、皆さん、まずは東京で世界の子どもたちと交流を持ちながら、浜松から東京、そして世界につながって行ければと思っています」と呼び掛けた。
里山ZERO BASEの西野文貴代表は「こういう会が開催できて、本当にいいなと思っています。まさしく今まで大量生産、大量消費をずっとしてきた中で、これから先どうすれば一つしかない地球が生きていけるか、保てるか、ということを子供から大人までみんなで一緒に考えて、一つの明るい未来を創造できる、考えられるということが僕は楽しみにしています」と挨拶。里山ZERO BASEは千葉県君津市の森を拠点に、放置されたスギ・ヒノキ林にみんなで手を入れ、誰もが関われる里山をづくりを目指す里山プロジェクト。