THE RAMPAGE、川村不在も15人で東京ビックサイトを飲みこむ迫力ライブ〈H₂ Energy Festival〉


 そしてセットは再び一転、アップな方向へと舵を切った。『ROLL UP』で少しだけわちゃわちゃした姿を見せて観客をにんまりさせると、RIKUの「まだまだ盛り上がる元気残ってますよね」の声で『Fandango』。オーディエンスも合いの手を入れるかのように小気味よく「ファンダンゴ!」と声をあげながらラテンなリズムに体を揺らした。

 6曲をノンストップで披露したところで吉野がリーダーシップを取る形でMC。川村は大丈夫だから心配しないで安心してほしいこと、川村の方が心配していたことを報告、改めて「安心してください、大丈夫です!」と強調し、「壱馬はいないんですけど壱馬の分までこのメンバーで届けていきたい」。RIKUも「この会場から壱馬にも届けましょう!」と力を込めた。

「盛り上がる準備はできてますか? オーケー、レッツゴー!」の吉野の声をきっかけに『SWAG & PRIDE』。観客を飲みこんでしまうかのようなパフォーマンスで、完全に会場を掌握。そのままラストの『100degrees』へなだれ込んだ。アドレナリンがあがりっぱなしの40分弱のライブだった。

 去り際「最高でした、また!」と、RIKU。次は16人でさらに上を行く圧倒的なライブを届けてくれるはず。オーディエンスは、何より最高だった15人に惜しみない拍手を送っていた。