MA55IVE THE RAMPAGEが新たな”侵略”ライブ でも「遊んでますよね？」〈H₂ Energy Festival〉

　そして曲は『RIDE OR DIE』。映画『HiGH＆LOW THE WORST X』の劇中歌で彼らの存在をより広く知らしめた楽曲。いつもこの曲で観客を煽る山本は「LDHで一番新人グループのMA55IVEでーす！」と挨拶するとオーディエンスは大喜びで、腕を大きく振って「ウィゴウィゴ」とリズムを取った。

 　ハイエナジーでクールな『NO.1』『OMW』とつないで、『夢は夢のまま』。『OMW』と『夢は夢のまま』は同じジャージークラブを取り入れた楽曲ながらも異なる感触と耳障りのタイプの違う楽曲で、エネルギッシュに、そしてしっとりと歌い上げた。

『OMW』のパフォーマンス後には神谷のリードでMCタイム。改めて「MA55IVE THE RAMPAGEです」と挨拶すると、「普段はTHE RAMAPAGEというグループで、その中のマイクを持ってない5人で出しゃばって……CDも出させていただいて……」と、ここまでのクールな姿とはギャップがありすぎるトーク。

　神谷と浦川が「今日なんかちょっと髪で遊んでない？」と始めて、そこからヌートバーを思わせる野球選手のようなメイクをしていたLIKIYAにも飛び火し「（メイクで）遊んでますよね」。自由過ぎるMCで「ちなみにほめられて伸びるタイプ」とアピールすると観客は手を叩いて喜んだ。

　ゆるゆるな雰囲気になるなかで、リリースパーティでも多くのファンを心をつかんできた『夢は夢のまま』の冒頭をアカペラで歌うやり方で会場の雰囲気を一気に変えて、夏の終わりの切ないラブソング『夢は夢のまま』をパフォーマンス。浦川が歌うサビでは自然とリズムを取る拍手の音が湧き上がった。

　そしてユニットが初めて発表した楽曲で、アグレッシブな『Determined』では、空気がビリビリとするような「アイヤイヤー」のコール＆レスポンスで一番の盛り上がりを見せた。

　そして、これまでどのグループも触れなかったステージから見える大きなキリンなどに触れると「持ち曲このぐらいしかない」と笑い、新曲『Better』をしっとりと歌い上げてクロージング。メンバーはTHE RAMPAGEの出番も控えており「着替えなきゃ！」と笑顔でステージを後にした。