福島発音楽フェスで旬の農作物を販売する「マルシェ」を出展!生産者は葉たばこ農家

乾燥した葉たばこの現物を飾る「葉たばこ体感ブース」(左からバーレー種・黄色種・在来種)

 葉たばこの紹介を行っていたのは、福島県田村郡で葉たばこ農家を始めて8年目になる阿部勉さん。田村郡は、かつては全国一の生産量を誇る葉たばこ産地だったことで知られている。

「私はもともとサラリーマンをしていて、転職と親が葉たばこ農家を続けるかどうかのタイミングが重なり、最初は次の仕事が見つかるまでのつなぎとして始めました。農作業はつらいことも多いけど充実感もあって、この仕事を親の代で途切れさせるのはどうかと考えるようになり、仕事としてやっていきたいと思うようになりました」

 今回のブース出展について、JTの鬼丸直樹さんは「私たちのひとつの狙いとして、葉たばこ農家さんが一枚一枚葉たばこを収穫していくこだわりや、思いを少しでも多くの方々に知ってもらいたいというのがあります。農作物としての葉たばこはあまり世の中に知られていないので、実際に見てもらうとさまざまな品種があることや、日本で育てられていることにびっくりする方も多かったです。たばこという製品になると生産者の顔が見えないので、“すごくこだわりを持って作っている方がいるんですよ” ということをこのブースで分かっていただけたらいいなと思います」と語る。

葉たばこの現物やできるまでの工程、葉たばこ産地を紹介するパネルを展示