11・12両国で引退する赤井沙希がシングルラストマッチでダンシング。「この団体を好きになって、身を焦がして尽くした10年に悔いはない」【DDT】

フィニッシュは赤井のケツァル・コアトル

 赤井は「平田さんが多分、一番試合してくださった選手で『TOKYO GO!』の曲が流れたとき、ちょっと呼吸が乱れて精神がアップダウンしたんですけど、なんとか集中してできました。たぶん普通の団体なら、試合中に手紙を読んだり、試合前、試合直後の選手がいっぱいリングに集まることはない。DDTではこれがあって、温かくて、激しくて、楽しくて、元気な団体なので。改めて、この団体を好きになって、身を焦がして尽くした10年に悔いはないと思いました」と感無量の様子。

 平田は「最後まで楽しく送るのも平田らしいかなと思ったんですけど。楽しい試合をやりつつ、赤井さんの芯を持って戦ってきた(シングル)最終戦ということで。悔いを残してほしくなかったし、僕も悔いを残したくなかった。僕とのシングルはバチバチやってとか、ずる賢いことして勝つ負けるじゃなく、赤井さんの全部を受け止めて返すことが僕の勝ちかなと思って。受け切ってやろうと思いましたけど無理でした。スイッチを変えたからといって、平田は平田でした」と出し切った表情だった。

DDTプロレス「Road to Ultimate Party 2023 in SHINJUKU」(11月3日、東京・新宿FACE)
◆オープニングマッチ 30分一本勝負
樋口和貞&●小嶋斗偉(7分28秒、変形トライアングルランサー)岡田佑介&高鹿佑也○

◆第二試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
●高尾蒼馬(6分7秒、バッカス)高梨将弘○

◆第三試合 30分一本勝負
男色ディーノ&○大石真翔(9分16秒、エビ固め)HARASHIMA&須見和馬●
※ミラクルエクスタシー

◆第四試合 赤井沙希デビュー10周年記念試合ファイナル~スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○赤井沙希(20分48秒、ケツァル・コアトル)平田一喜●

◆第五試合 30分一本勝負
佐々木大輔&○KANON&MJポー(8分7秒、ジャストコブラツイスト)遠藤哲哉&納谷幸男&瑠希也●

◆セミファイナル アジアタッグ選手権試合 60分一本勝負
〈王者組〉秋山準&●鈴木鼓太郎(13分25秒、エビ固め)坂口征夫○&岡谷英樹〈挑戦者組〉
※神の右膝。秋山組が2度目の防衛に失敗、坂口組が第121代王者組なる。

◆メインイベント スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
クリス・ブルックス&●正田壮史(22分6秒、片エビ固め)上野勇希○&MAO
※Jul.2
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