ノーベル平和賞受賞者6人が「世界平和」「女性の権利問題」「児童の保護」「国際協調」などさまざまなテーマで講演

　ウィリアムズ氏は「グローバルガバナンスをどう構築するのか。より安全な地球をどう作っていくのか。国家を中心としたものではなく人間を中心としたものを」と「グローバルガバナンスによる世界平和の実現」というテーマで講演。グローバルガバナンスの構築のために「対話が必要」と訴えた。また「安保理はもう壊れていることも分かっている」などと語りカーマン氏同様、世界での国連の役割が崩壊しかけているとしたうえで「地球を救うための、人間を救うための枠組みをどう作っていくのか」とのテーマを投げかけ「国家の安全保障ではなく人間の安全保障を考える」といった姿勢を見せた。

　またスペシャルゲストとして第8代国連事務総長の潘基文氏、世界連邦運動協会の大橋光夫会長、世界連邦日本国会議員会の衛藤征士郎会長がスピーチを行った。

　潘氏は気候変動といった環境問題や国連の安全保障理事会の在り方について語った。大橋氏と衛藤氏は世界連邦運動について説明した。