上野樹里「林遣都はヒゲが似合う」に同意「不良性を持っている」
映画 『隣人X -疑惑の彼女-』(12月1日公開)の完成披露舞台挨拶が8日、都内にて行われ、俳優の上野樹里、林遣都と熊澤尚人監督が登壇。林と初共演を果たした上野がその魅力を語った。
パリュスあや子による第14回小説現代長編新人賞を受賞作「隣人X」を映画化。日本が惑星難民Xの受け入れを発表したことで広がる波紋と、Xの正体を追う雑誌記者の葛藤を描く異色のミステリーロマンス。
本作で初共演を果たした上野と林。互いの印象について、林が「第一印象で、この人とご一緒できるのは楽しみと思いました」と言えば、上野も「何もない部屋でリハをしているのに林さんの芝居で景色が見えてくる」と称賛。
そこに、キャスティング理由について「それぞれ映画界を代表する演技力の高い俳優さん」と語っていた熊澤尚人監督が「林くんはヒゲが似合うかなと思って」と言うと、上野も「確かに、それ思いました!」と同意。
林とは『ダイブ!!』(2008年)以来のタッグとなる熊澤監督は「高校生のころにご一緒して、それからもずっと仕事を見てきましたが、今回の記者の役は、童顔なんだけど、できる人間に見せるためヒゲをはやしているという設定があって。ヒゲをはやしたら林遣都はかっこいいと思った」と言うと客席からも賛同の拍手。
互いに引かれ合う役どころを演じた上野も「私も遣都くんにヒゲのイメージは無かったんですけど、ヒゲがすごく色気を感じました。遣都くんのファンの方もドキドキハラハラを楽しんでいただければ」とアピールし、林も照れ笑い。
そんな林に上野は「真面目だけど、いい意味で不良性も持っている方で、それが魅力的。分かります? 監督が“久しぶりに林くんと会ったら俳優として化け物になっていた”とおっしゃっていたけど、その“化け物”って不良性がないとなれない」と、林の魅力を熱く語っていた。