「コンソメパンチ」45周年で「メガトンパンチ」発売!当時の売れ行きは「ピンチ」だった!?
左から元上級常務執行役員の阿紀雅敏さん、ポテトチップスチームの坂石萌さん、同ブランドマネージャーの井上真里さん
「当時の松尾専務(3代目社長の松尾雅彦氏)が、都内のフレンチレストランでコンソメスープを飲んだことからきている。開発にとって日頃からいろんな食経験をしていることが大事だと思いました」といい、商品名についても「松尾さんから聞いた話ですが俳句や短歌は五・七・五。日本人にとって “五や七という文字数が重要だ” と聞いてなるほどと感心しました」と阿紀さん。
発売当初は売れ行きが鈍く「“阿紀くん、コンソメパンチはピンチだよ” と言われたことをよく覚えている」。起死回生のアイデアとして「これも松尾さんの発想で梅肉パウダーを入れました。後に続く肉の旨味を酸味で断ち切ることで、次の1枚を食べようかという気持ちになるのだと思います。酸味なら何でもいいかというとそうではなく、コンソメというのは調理感のあるものですから、フリーズドライした梅肉を隠し味として入れました」と開発秘話を明かした。
会場では45年前の味を再現した「コンソメパンチ」が配られ、試食した阿紀さんは「懐かしいし大変おいしい」、続いて試食した「コンソメメガトンパンチ」に「Vカットでザクっとしたスライス。味と食感がうまくマッチングして、ジューシーな感じが大変いい。初代コンソメパンチのよさをそのままDNAとして継いでいるなと感じられてうれしいです」と喜んだ。