11・12両国で引退する赤井沙希「やるからにはレスラーなんで勝ちに行きます!」【DDT】

7・23両国でKO-D6人タッグ王座を戴冠

ーーやはり坂口選手、岡谷選手と一緒に乗り込むのは安心感がありましたか?
「他団体にDDTでのユニットのパートナーと一緒に上がるのは、私の記憶では初めてでした。女子の団体には一人で上がったりで。全日本さんへは一人じゃなかったのはうれしかったです。8月27日は昼のDDT(後楽園ホール)で男色ディーノ選手とシングル。名古屋に移動して、全日本さんのダブルヘッダーで。最初に発表された時は私一人の参戦だったんで、後から坂口選手、岡谷選手と組んで出ると決まってからは心強かったです。隣に信頼してるパートナーがいるのといないのとでは全然違うので」

ーー全日本の6人タッグ王座は10・21後楽園で獲られてしまいましたが、諏訪魔選手とも対戦しました。貴重な経験になりましたか?
「全日本さんに上がって、まさか諏訪魔選手と当たるとは思わなくて、しかも直接取られてしまうなんて、デビューした時なんて想像もしてなかったです。今は目の前のことに一生懸命で、よく理解できてないんですけど。諏訪魔選手とタイトルマッチをしたって、後から心に来ると思います」

ーーKO-D6人タッグ王座を持ったままでの引退は、やり遂げた感がありますか?
「6人タッグのベルトは他の格闘技にはないベルトなんで、このプロレスらしいチームの象徴のベルトを持ったまま卒業・引退できるのは、胸を張って最後までリングに立てたなと思います。引退試合には、初めてプロレスを見に来られるお客様もたくさんいらっしゃると思うし、赤井沙希を初めて見る人もいると思います。最後のプロレスラーとしての姿が、チャンピオンとしてリングに立てるのは胸がいっぱいです」

ーーこの半年で記憶に残った試合は?
「9・24後楽園でKO-D無差別級王座に挑戦したクリス(ブルックス)戦。10・22後楽園でのイラプション同門対決(坂口&岡谷vs赤井&橋本千紘)です。特に体、心のダメージ的に大きかったのは、この2試合です」