11・12両国で引退する赤井沙希「やるからにはレスラーなんで勝ちに行きます!」【DDT】
ーー引退試合のカードには、どういう思いがありますか?
「会社にはミックストの3vs3でやりたいと言ってて、最後はイラプションで固めて隣にいてほしい。信頼してる仲間に立ってほしいと。対戦相手はやっぱり樋口選手は特別な存在なので。女子は、私がデビューした年に東京女子が旗揚げして、山下選手は同期なので。これからもプロレスを続けて、プロレス界を背負ってくれる選手でのカード、未来に向けてのカードにしたくて。引退試合を両国ですることで、ふだんプロレスを見ない人が何も知らない情報で、初めていらっしゃる方もいると思うんで、こんなに素晴らしい選手がいるんだと、先につながればと思って。リスペクトしてる、これから未来につながる選手に入ってもらいました。丸藤選手については、やったことない選手と戦うとき、すごい刺激があるんで。そういう刺激を最後まで経験して上りつめたいと思って」
ーー山下選手とは思いっきり蹴り合いたいですか?
「ハイ。自分がプロレスに入る前、打撃を使う選手が好きだったんです。山下選手とは今までも蹴り合ってきました。彼女は海外でも活躍していて、これからもっともっと国内だけじゃなく、海外でも活躍する選手になると思うんで。今の山下選手を味わいたいというのと、自分の蹴りを味わってほしいというのもあります。単純に後のことは考えず、山下選手とバチバチやりたいですね」
ーー道は分かれましたが樋口選手は今も同志と思っていますよね?
「そう思ってます。イラプションで組む前から、樋口選手がヒザをケガしたときも、連絡を取り合ったり、食事に行ったりもしてたんで、ずっと絆はあって。プロレスラーとして、違う方向性に進んではいるんですけど、樋口選手も今自分なりに信じた道を進んでいるので、その姿を、背中を見て応援したいなって思ってます」
ーーやる以上、勝って終わりたいですよね?
「やるからにはレスラーなんで勝ちには行きます。ただ、そのときの自分のメンタルがどうなってるのか想像できないですね」
ーー試合終了のゴングが鳴った時、燃え尽きるくらいのファイトをしようと思ってますか?
「出し切りたいとは思ってます。ただ1試合で赤井沙希のすべてを詰め込めるほどプロレスって単純じゃないんで。やり切りたいという気持ちは持ってリングに上がりたいです」