東京は8年連続3位「世界の都市総合力ランキング」GDP成長率低く賃金水準ダウン
森ビルのシンクタンク「森記念財団都市戦略研究所」が「世界の都市総合力ランキング」2023年版を発表した。
森記念財団都市戦略研究所「世界の都市総合力ランキング2023」記者説明会より
2008年より発表されて今年で16年目になる「世界の都市総合力ランキング」。経済学者で同研究所所長の竹中平蔵氏は、冒頭で「16年の間に都市ランキングの淘汰もありまして、その意味でこのランキングは世界の中でも高い評価を受け、日本の政策決定のKPI(重要業績評価指標)を命じられるようになった」などと説明。
「ランキングを始めた時は4位だった東京が3位になって、今回は上にいくのか下にいくのか。当然順位だけではなく、それを構成している要素や総合的なスコアがどうなっているか見ていただきたい」とし、「とりわけ日本の場合は残念ながら経済が停滞していると言われ、特にコロナや円安という要素がこのインデックスの中に現れてきている」と呼びかけた。