元極真世界王者の上田幹雄がスダリオ剛との対戦に「RIZIN全日本大会決勝戦ヘビー級の部。ここに勝って世界と戦っていく」【RIZIN.45】
上田は「この試合が決まってワクワクしている。自分としてはRIZIN全日本大会決勝戦ヘビー級の部、といったイメージ。僕がプロになった最大の意味はファンが見たい試合をするということ。この試合が一番ファンの皆さんが見たい試合ということで、僕としてはやらない意味はない。ここでしっかり勝って、ヘビー級の日本代表は上田幹雄ということを示して、来年からは世界と戦っていきたい。僕も20代後半。自分の中ではそんなに若くはないと思っている。ここで日本の頂点を決めて、来年からは世界と戦っていくという時間を作りたい」とスダリオ同様、このカードを「日本一決定戦」と位置付け、対世界のステップとしたい考えを口にした。
スダリオと一緒に練習したことについては「9月のK-1の前に8月に2回だけ。キックルールでしかスパーやったことがない。ただお互いにストライカーなので、打撃の質やコンビネーションは分かっている。MMAではやっていないので、そこは大晦日を楽しみにしている」と明かし、その中でつかんだ自分が上回っているところについては「打撃全般は上回っている自信はある。コンビネーション、スピード、威力は負けてない。ただMMAは初戦で経験しているが、一発の怖さはある。打撃は全部上回っているが、気負うことなく戦っていきたい」と語った。
試合については「どっちが先に当てるかじゃないですか。スダリオ選手はこの前のロッキー・マルティネスとの試合を見ているとタックルにも来るし、そういう意味ではスダリオ選手のほうがオールラウンダーで来ると思う。自分がそこにいかに対策して蹴りや突きでいかに仕留めるか。自分が押していて、スダリオ選手の1発でひっくり返ることもあるし、その逆もある。そういったハラハラするヘビー級らしい試合を見てほしい」と見立てた。
〈11月11日発表のカード〉
◆RIZIN キックボクシングルール:3分3R(70.0kg)
安保瑠輝也(MFL team CLUB es)vs 木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/ Battle-Box)
◆RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)
太田忍(パラエストラ柏)vs 芦澤竜誠(フリー)
◆RIZIN MMAルール:5分3R(120.0kg)
スダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT / PUREBRED)vs 上田幹雄(BRAVE)
〈既報のカード〉
◆バンタム級タイトルマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)
フアン・アーチュレッタ(アメリカ/THE TREIGNING LAB, HB ULTIMATE & GRACIE BARRA)vs 朝倉海(トライフォース赤坂)
◆フライ級タイトルマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(57.0kg)
堀口恭司(アメリカン・トップチーム)vs 神龍誠(神龍ワールドジム)
◆RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
クレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)vs 斎藤裕(パラエストラ小岩)
◆RIZIN MMAルール:5分3R(57.0kg)
扇久保博正(パラエストラ松戸)vs ジョン・ドッドソン(アメリカ/JACKSON-WINK MMA)