栗山英樹監督「スーツ・オブ・ザ・イヤー」受賞「監督としてきちっとした姿を大切にしてきた」

 

「スーツ・オブ・ザ・イヤー2023」授賞式が14日、都内にて行われ、2023 WBC日本代表の栗山英樹監督や、⼥優の広瀬アリスらが受賞。栗山監督がスーツに込めた思いを語った。

「THE NIKKEI MAGAZINE」(日本経済新聞社)が主催するアワード。6回目を迎えた今年は「ライフスタイルを豊かに」をコンセプトに各界で活躍した5名が選出。

 スポーツ部門で受賞した栗山監督は〈ポール・スチュアート〉のスーツを着用して登壇。栗山監督は、名監督・水原茂氏の「人間は弱いものである。だから形が大切である、という言葉を受けて、監督としてきちっとした姿を大切にしてきました」とスーツ姿に込めた思いを明かした。

 リーダーシップについて聞かれると「あまり自分では感じていない。選手たちが、監督は頼りないので僕たちが頑張ろうとしてくれたんだと思う(笑)」と照れ笑いしていた栗山監督。

 2023 WBC優勝について「世界一の景色を見たいと思って行きましたけど、勝たせてもらったときは何も見えなかった(笑)。選手たちのうれしそうな顔が、よかったなと」とふりかえり「人は全力を尽くさないといけないなと改めて思いました」。

 さらにビジネス部門で受賞したカルチュア・コンビニエンス・クラブ代表取締役会⻑兼CEOの増田宗昭氏から「私は本屋をやっているんですけど、栗山監督は本がお好きとか。選手に本を何か薦めたりされるんですか?」と聞かれると、栗山監督は「選手全員に配ったのは『論語と算盤』(渋沢栄一の講演録)。それは(大谷)翔平なんかも読んで、難しかったですねと言ってましたけど。あと、開幕のときに思いを手紙を書くんですけど、その人に一番合っていると思う本を渡したりしています」と、本好きな栗山監督ならではのコミュニケーション術を明かしていた。

 またこの日のは、SNSでダンス動画が人気のモデルユニット「おじフェス」がパフォーマンスで開会を盛り上げた。

「スーツ・オブ・ザ・イヤー2023」の受賞者は、ビジネス部門 カルチュア・コンビニエンス・クラブ代表取締役会⻑兼CEOの増田宗昭氏、パワーエックス取締役代表執⾏役社⻑の伊藤正裕氏、イノベーション部門 バニッシュ・スタンダード代表取締役CEOの小野里寧晃氏、スポーツ部門 2023WBC日本代表・栗山英樹監督、アート&カルチャー部門 女優・広瀬アリス。

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