松下優也『ジョジョ』初舞台化に「驚き」宮野真守は「僕の初ジョジョがミュージカルとは」
ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』の製作発表会見が16日、都内にて行われ、松下優也、有澤樟太郎らキャスト陣と脚本・振付の長谷川寧が登壇。キャスト陣が『ジョジョ』ミュージカル化の驚きを明かした。
荒木飛呂彦原作(集英社ジャンプ コミックス刊)による国民的大人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』を「第1部 ファントムブラッド」をベースに世界初のミュージカル化。
ダブルキャストで主人公ジョジョことジョナサン・ジョースターを演じる松下優也と有澤樟太郎をはじめキャストたちも『ジョジョ』のミュージカル化に驚いた様子。松下が「初めて話を聞いたときは、帝劇でジョジョを舞台化するんだ、というところで“1”驚き。自分の役がディオじゃなくてジョナサンなんだというところで“2”驚き」と振り返りつつ「普段、見に来てくれる知り合いからも連絡が来たんですが、友達の友達とか知らない人からも見に行きたいと言われた」と反響の大きさにびっくり。
有澤も「いったいどれだけの人がジョジョをやりたかっただろうと思うと身も引き締まります。先日は共演したなだぎ武さんから、ずっと大事にしていたジョナサンのフィギュアを託していただいた。プレッシャーもありますが託された身として頑張りたい」と意気込み。
ジョジョの宿敵ディオ・ブランドー役の宮野真守は「何を隠そう、僕は巷では有名な声優で、ちょっと人気もあるんですけど…。声優にとって『ジョジョ』は特別な作品で、なんなら僕もオーディションに行ったこともあるんですが縁がなくて」と苦笑しつつ「自分の初ジョジョがまさかミュージカルになるとは。この作品に僕の初ジョジョをささげます!」と笑いをさそった。
今日初めてそろったというキャストたちだが、好きなシーンやセリフの話題で大盛り上がり。フランスを代表するミュージカル作曲家ドーヴ・アチアによる音楽についても異口同音に「めちゃくちゃかっこいい」「難しそうだけど早く自分のものにしたい」と大興奮。
演出を手掛ける長谷川寧も「フィジカルな力も使ったタフな作品になると思うが、この方々ならできる」と役者の顔ぶれに胸を張り「原作は、ともすれば少年向けと思われるかもしれないが、19世紀を舞台にした物語は改めて読むと社会的格差が広がる今の時代にも合うと思う。2.5次元のように原作の“再現”にフォーカスを当てる方法もあるが、映画『ジョーカー』のように原作が持つ人間味のリアルさも持ち帰ってもらえる作品にしたい」と語っていた。
この日の登壇者は松下優也、有澤樟太郎、宮野真守、清水美依紗、YOUNG DAIS、東山義久、廣瀬友祐、別所哲也、長谷川寧(脚本・振付)。
ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』は2024年2月6日から28日まで日比谷・帝国劇場にて公演。その後、札幌、兵庫にて公演。
ジョナサン・ジョースター役(Wキャスト)の松下優也
ジョナサン・ジョースター役(Wキャスト)の有澤樟太郎
ディオ・ブランドー役の宮野真守
エリナ・ペンドルトン役の清水美依紗
スピードワゴン役のYOUNG DAIS
ウィル・A・ツェペリ役(Wキャスト)の東山義久
ウィル・A・ツェペリ役(Wキャスト)の廣瀬友祐
ジョースター卿役の別所哲也
脚本・振付も手掛ける演出家・長谷川寧