日本人で唯一KANAを破った壽美が引退セレモニーで「もっとキックをやりたかった。みんなには一瞬一瞬を大切に今を生きてほしい」とメッセージ
10カウントゴングを聞く壽美(撮影・須山杏)
そして「あと一つ伝えたいことがあります。みんなに“今を生きてほしい”と思います。当たり前のことを言っているんですが、私は本当はもっとキックをやりたかったです。K-1のベルトを獲る夢をかなえたかったです。突然、大好きなキックができなくなるなんて当時は思っていなかたったです。だから人生、いつ何が起こるか分からないなという感じで、今頑張りたいことがある人、大切な人がいてその人と過ごす時間だったり、その一瞬一瞬を大切に今を生きてほしいです。
私もこの経験を糧に次の目標に向かって一日一日、この一瞬一瞬を大切に生きていきます。みんなのこともずっと応援してます。本当にありがとうございます。みんなのおかげで幸せな格闘技人生でした。ありがとうございます」と時折声を詰まらせながらもファンに最後のメッセージを贈った。そして10カウントゴングが鳴らされた。