「初音ミク」が「日本ネーミング大賞2023」の最優秀賞を受賞。なぜ2023年に?

審査委員長の太田光(左)と特別顧問の太田光代氏

 また太田も総括で「僕らはこの初音ミクというボーカロイドというか、ソフトウェアの偉大さをまだ実は把握しきれていないと思う。この初音ミクやほかのいろいろなソフトが出てきて音楽の幅がうんと広がった。もしかしたらこの先、日本や世界の音楽業界に与える影響を僕らがもっともっと実感する時が来る気がしている。未来になったらもっと初音ミクという名前がビッグになっていくだろうと思う。日本のエンタメ業界においては滝廉太郎、古賀政男みたいな名前と並び称される、あるいはそれ以上の名前になるのではと僕は思っている。ぜひこれを機会に我々ネーミング大賞のテーマソングを初音ミクさんに歌っていただきたいというのが審査委員長の個人的な願いです」などと語った。

 太田は授賞式後の囲み取材では「あの発明は音楽を変えると思っている。今は(NHKの)朝ドラで笠置シヅ子さんの『ブギウギ』をやっているが、50年後は多分、初音ミクの朝ドラができてたりして、とちょっと思ったりした。我々もネーミング大賞に選んだことに誇りを感じる」などとも語った。

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