FANTASTICS、5周年をファンとお祝い! 「幸せで楽しいエンターテイメントを届けていきたい」リクエスト曲のライブパフォーマンスに会場熱狂


 イベント後半は、ファンからリクエストを募った選曲でのリクエストライブ。トップ10の楽曲を10位から順にパフォーマンスしていくスタイルで、普段のライブでは実現しづらいセットリストにメンバーは「Tell Me」を終えたところで肩で息をしていた。

 ファン投票の1位は「It’s all good」、2位は「Tarte Tatin」だった。

 この日行われた取材で、八木勇征は「It’s all good」について、「FANTASTICSには今までなかった曲で結構難しい。ブラックミュージックというかソウルに近い曲調で、レコーディングの時も結構苦戦したんですけど、大樹君が主演した『around1/4(アラウンドクォーター)』でこの曲が流れるタイミングが最高だとかドラマの相乗効果もあって、たくさんの人に愛していただけてるんだってうれしいですし、自信にもなりました

 佐藤は「Tarte Tatin」が2位にランクインしたことが意外だったと話し、「自分たちがTikTokで発信した”「Tarte tatin」チャレンジ“で、いろんな方からあの曲いいよねとか、アーティストの友達もカラオケに行くと必ずこの曲を歌ってくれたりするんです。同じアーティストの人にも刺さるんだって思って、僕が一番意外でした」

「Tarte Tatin」は作曲陣に、先輩であるEXILE SHOKICHIも関わっている楽曲。楽曲について熱っぽく話す佐藤の耳元で八木は「……SHOKICHIさんが喜んでいますよ」と囁いていた。

 ステージでは、EXILE TETSUYA、三代目 J SOUL BROTHERSの今市隆二、GENERATIONSら同じ事務所の先輩や、西川貴教や水野美紀、萩原利久らFANTASTICSのメンバーの5年のキャリアに登場した色濃いメンバーがビデオメッセージを寄せた。

 ライブは1位の「It’s all good」でラスト。全員で椅子に座ったしっとりしたパフォーマンスで、パフォーマー陣は頭や体を揺らしたり足でリズムをとるミニマムな動きだったが、それぞれの個性がじんわり。パフォーマンスを終えると世界は「座りがいがあった」とユーモアたっぷりにコメント。「絶対パフォーマーの振付も見たいですよね」と中島が呼びかけると歓声があがり、世界は「……本当に見たいの? 振りを作るか、誰かにお願いするか真剣に悩んでいる時期なんで……そんなに見たいの?……じゃあしょうがないなあ」とうれしそうだった。

 木村慧人も「最高すぎました。デビューからいろんな曲があって、いろんなジャンルを表現できるようになったんだなって。これからも頑張っていきたいなと思います」と話した。

 スペシャルな夜を過ごしてメンバーも思いを新たにしたよう。澤本は「2023年はファンタスティックスはちゃんと一歩進めた1年だったと思うので、2024年はもう二歩三歩」と意気込めば、世界も「今年は個人でもグループでもFANTASTICSを知ってもらうきっかけができた年。来年のアリーナツアー気合が入っています。アリーナツアーができることがゴールではなくて、それがしっかり通過点となって、ドームだったり、もっともっと大きなところだったり、アーティストとしても、いちタレントとしてもしっかりFANTASTICSというのが、みなさんの身近にいる僕らを知らない人にも届くようにメンバー一同頑張っていきたいと思います。本当にみなさんの一人ひとりの力が僕らの大きな力となって、それがみなさんに返ってきて、パワーの循環の年だった。来年も加速して、FANTASTICSの勢いを作っていきたいと思います」

 中島は「5年前から応援してくれる方はもちろん、最近知ってくれたり、今日の配信を見てくれた人も全員FANTARO。どんどん大きい形でFANTASTICSの夢や皆さんの夢を一緒に叶えていきたい」と話していた。

 イベントの最後には、中島に促されて八木が挨拶した。「もっともっと僕たちと幸せな思い出をたくさん作ってください。僕たちも皆さんに幸せなエンタテイメント、楽しいエンタテイメントを届けていけるように一生懸命、ファンタとして活動していくので、温かく見守ってください」と笑顔でスペシャルな夜を締めくくった。