ジャガー横田、薮下めぐみ組が初代タッグ王座獲得。敗れたタイガー・クイーンは「もう泣きません。必ず越えます」【SSPW】

試合後、ジャガーは「それでいいのか?」とクイーンに呼びかけた(撮影・穂積美咲)

 試合後のバックステージでジャガーは「私たちは長くプロレスをやっているので、相手が見える。梅咲も力をつけてきたが、彼女たちのやることが見えたというのが勝因につながったと思う」と試合を振り返った。

 試合後のクイーンへの檄については「表情を表に出さない子ですが、内面は気が強い。勝利して当たり前と思っている選手だと思うので、今日は悔しい思いをしたというのは次につながる。教えていた人間として、負けの悔しさを教えてあげたかった。ぜひ勝たなければいけなかった試合でもある。ベルトのかかった試合に負けて、この後、彼女は何を考え、どう出てくるかが楽しみ」などと語った。

 薮下は今回の戴冠について「Jd’時代からジャガーさんの付き人をやらせていただいて、もちろん練習も基礎から教えてもらった。ジャガーさんの教えがあって、基礎がしっかりできているから今まで大きなけがもなくここまでこれている。自分は25年前にJd’で初代のジュニアのベルトを巻いている。今回、ジャガーさんと初めて組ませていただいて、初代のベルトを巻けたのは私にとって宝で、ジャガーさんには感謝しかない」と語り、ジャガーとのきずなの強さを感じさせた。

 そしてジャガーは目指す王者像として「もちろんベルトを巻いたからには防衛していくのは当たり前。王者は負けない、絶対に。そういう気持ち。王者は負けてはいけないと45年前から思っている」と語った。

 一方、クイーンは「もう泣きません。必ずジャガー横田を越えます」と雪辱を誓った。

「初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレスVol.27」(12月7日、東京・後楽園ホール)
◆Wメインイベント② SSPW女子タッグ王座初代王者決定トーナメント決勝戦 60分1本勝負
●タイガ-・クイーン(ストロングスタイルプロレス)&梅咲 遥(ワールド女子プロレス・ディアナ)(19分3秒、エビ固め)ジャガー横田(CRYSIS/ワールド女子プロレス・ディアナ)○&藪下めぐみ(CRYSIS/フリー)
※リバースフランケンシュタイナーから

◆Wメインイベント① レジェンド選手権試合 60分1本勝負
○〈第17代王者〉間下隼人(ストロングスタイルプロレス)(12分49秒、タイガースープレックスホールド)〈挑戦者〉関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)●

【力道山先生没60年追悼セレモニー】

◆第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
●スーパー・タイガー(ストロングスタイルプロレス)&船木誠勝(フリー)(11分55秒、エビ固め)村上和成(フリー)○&澤田敦士(無所属)
※ランニングミドルキックから

◆第3試合 3WAYマッチ 30分1本勝負
●櫻井裕子(COLOR’S)(7分24秒、片エビ固め)ダーク・チーター(DarkerZ)○
※ダークドライバーから

◆第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
日高郁人(ショーンキャプチャー)&●阿部史典(格闘探偵団)(11分、ムーンサルトプレス)宮本裕向(暗黒プロレス組織666)○&佐藤光留(パンクラスMISSION)澤田は

◆第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○尾崎妹加(フリー)(7分2秒、片エビ固め)石川奈青(フリー)●
※キン肉バスターから
<<< 1 2 3 4 5