「ハッピー、ハヌカ!」都心でユダヤの光の祭り イスラエルへの思いも寄せる
ギラッド・コーヘン駐日イスラエル大使
Moranさんも話したように今年のイベントは特別なものになった。ラビのメンディ・スダケヴィッチ氏が今も戦う戦士たちのために祈れば、他参加者たちもイスラエルが奇襲攻撃を受けた10月7日に触れてサポートを呼びかけた。子どもらが拉致された家族も登壇し、「忘れないでほしい、日本からも声を上げ続けてほしい」と熱く呼びかけると、参加者も心を寄せた。
イベントには、ギラッド・コーヘン駐日イスラエル大使、外務省大臣官房参事官兼中東アフリカ局アフリカ部の高橋美佐子氏、元防衛副大臣兼内閣府副大臣で前衆議院議員の中山泰秀氏も登壇した。
中山泰秀氏
中山氏は「イスラエルで起きていることは対岸の火事ではない。今日のハヌカのお祭りの意味は、みんなで火がともっていないろうそくに、みなさんの心の灯をつけること。日本には深く理解していない人がたくさんいます。どういう怖さなのか、正しい理解を増やしていく。正しい情報を正しい心の人に正しく伝えていくための心の灯火を増やしていくのが今日のイベントだと思っています」と語った。
コーヘン駐日イスラエル大使は「今宵、何百万人のユダヤの人々がハヌカを世界中で祝っています。ハヌカは、希望の表れであり、自由の表れ、独立を表すものです。しかし今年のハヌカは心を痛めながら祝っています。拉致の被害者が国に戻ってくるまで、心が休まることはありません。彼らは我々の一部であり我が国の一部。必ず彼らを取り戻します」と、熱く語った。
イベントには、家族や親戚が拉致され人質となっている家族たちがイスラエルから参加、「このことを忘れないでください。世界中で声をあげていかなければなりません。彼らがまた自由になれるように、叫び続けてください」と話し、サポートを呼びかけた。