中村寛が木村ミノルとの対戦をアピール「強い奴とやりたいんで、ステロイドはやめなくていい」【RISE】

中村の左ストレート(撮影・穂積美咲)

 会心の勝利に中村はリング下に降りるや走り回ってファンや関係者とハイタッチで勝利の喜びを共有。

 試合後のマイクでは「かっこよすぎるやろ、今のパンチ。この声援が答えやな。絶対にMVPもらったはずですけどね。世界へ向けてって言って8月、不完全燃焼だったんですけど、こうやって変わらずできることをしっかりやって、やり続けたら脱臼した左肩でもう1回倒せるということを証明したんで、見た目じゃなく、嘘で塗り固められたこの日本をしっかり、本質的なところを見た目だけじゃないというところは見せられたんじゃないでしょうか。みんなに勇気を与えられたと思います」と復活をアピール。中村は8月の試合ではアクシデントにより試合中に肩を脱臼し、無念の無効試合となっていた。

 そして「俺はRISEの王者だけでは収まりたくないので、まだまだ目立ちたいので。俺と誰を見たいですか? 与座? 大したことないやろ、やりたかったらRISEのリングに頑張って上がってこい。俺が本当にやりたいのは木村“フィリップ”ミノル。木村、俺は陽性になるまで、ずっと陰性やと思っていたんですよ。ずっとかばっていたんですけど、“あの人は絶対に頑張っている”って。俺とステロイドルールでやってください。俺は強い奴とやりたいんで、ステロイドをやめずに、ステロイドをやって、ステロイドマッチやらせてください」とまさかのアピール。