“日本を元気にする鍵” 都内で奮闘する注目のスタートアップ企業
「カチャカ」が、一家に一台のロボットを実現
株式会社 Preferred Robotics
Vice President 髙橋浩平 氏
「ねぇ、カチャカ持ってきて!」株式会社 Preferred Roboticsの「カチャカ」は人の指示で家具を自動運転する自立移動ロボットだ。専用のシェルフとドッキングして必要なモノを必要な場所に運んでくれるうれしいロボットで、東京都ベンチャー技術大賞の特別賞を受賞した。カチャカの動きを見ているといろいろな使い方が想像できて……。
ーーまずは、受賞の感想をお聞かせください。
ロボット業界はいろいろ注目を集めていますが、製品化して、コンシューマーに向けて販売できるところまでたどり着いた企業は非常に少ないんです。そうした中で、一家に一台のロボットを目指して取り組んできまして、こうして賞もいただいて評価していただけたのは光栄です。
ーー「カチャカ」の始まりを教えてください。
時代が進化していく中で、ロボットって一家に一台あっていいんじゃないかな、それを実現していきたいなと思ったところがスタートです。ファミリーレストランのネコ型ロボット、あれを自宅で実現できるんですよ。カチャカに玄関まで持ってきてって言えば、玄関まで来きますから、通販で届いた水のボトルをカチャカに乗せて、次は冷蔵庫やパントリーまで持って行ってもらう。体の不自由な方はもちろん、そうでない方も便利に簡単に使ってもらえたらと思いました。「カチャカ」は発売から数カ月というところですが、ビックカメラさんで見て買ってもらえるところまできました。一家に一台のロボットの実現を進めていけたらなと思っています
ーー今後の展開を教えてください。
ビックカメラさんを筆頭に量販店というところ、Amazonとか楽天さんでも販売していきたいと思います。また業務用としても、すごくお声がけいただいてますので、配膳や搬送というところで商品を充実させていきたいと思っています。「カチャカ」は進化していくロボットです。清掃キットはもちろん、デジタルサイネージだってつけられます。ドッキングさせたいアイテムがどんどん増えて、いろんなことができるようになるんですよね。ですから「これが欲しい!」とドンドン要望いただければそれに合わせた家具をどんどん作っていけると思います。