“新・千尋”役・川栄李奈、福地桃子が舞台『千と千尋の神隠し』ロンドン公演にも出演決定

 

 舞台『千と千尋の神隠し』の取材会が行われ、新たに主人公・千尋役に加わる川栄李奈と福地桃子が意気込みを語った。

 2022年に、宮﨑駿の不朽の名作を英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが世界で初めて舞台化し話題を呼んだ『千と千尋の神隠し』の2024年公演が決定。初演から主人公の千尋役を演じ続ける橋本環奈と上白石萌音に加え、新たにオーディションで同役を射止めた川栄李奈と、福地桃子を加えた4人の千尋によって、3月の帝国劇場公演を皮切りに日本全国、さらには英国ロンドンで初の海外公演が行われる。

 過去の舞台について、川栄が「上白石さんの千尋には芯の強さのようなものが最初からあって、橋本さんの千尋は10歳の明るい無邪気な女の子という感覚がすごく出ている」と言えば、福地も「すごいものを見たと印象に残りました。舞台版の千尋をまず創り上げてくださったお2人と共に思いをつなぐという気持ち」と上白石、橋本との4人キャストに意気込み。

 オーディションで千尋役を射止めた2人。川栄は「オーディションなのですがどこかワークショップのようで(演出の)ジョン・ケアードさんは私が演じたことを否定するのではなく“それもいいね、もっとみんなに問いかけてみたらどうなるかやってみて”というような導き方だった」と振り返り「私は間もなく29歳になるので、“君は10歳だ、大人じゃないんだ”と言われました。本番も10歳の千尋を一番意識して演じたい」。

 日本のみならずロンドン公演にも挑む。福地は「世界中から愛されている『千と千尋の神隠し』が、より多くの方に観ていただける機会。そこに参加させていただける緊張感もありながらも、悔いのないよう一生懸命頑張りたいです」。川栄も「私たちは初めてなので緊張もありつつですが、海外の方にもたくさん観に来ていただけたらうれしいです」と期待と意気込みを語っていた。

 舞台『千と千尋の神隠し』は東京・帝国劇場(2024年3月11日から30日まで)を皮切りに名古屋、福岡、大阪、北海道で公演。4月から8月にかけて、ロンドン・ウエストエンドのロンドン・コロシアムにて初の海外公演が決定している。

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