THE RAMPAGE 浦川翔平の2023年のマイニューストップ5 〈BUZZらないとイヤー! 第65回〉
クリスマスマーケットの装飾はドイツから輸入されたもの。ミュージカル『フィーダシュタント』の舞台もドイツでした
②『フィーダシュタント』で”運命を切り開く人”に
〈参考〉THE RAMPAGEのRIKU「誇りを持ってやるだけ」主演ミュージカル『フィーダシュタント』が開幕 初ミュージカルの浦川翔平は「心に響く作品に」
『フィーダシュタント』ですね、また。でも、それだけこの経験が自分にとって大きなことだったんです。
繰り返しになってしまいますけど、ミュージカルが初めてだったし、フェンシング、ミュージカル歌唱と、初めてなことばかりでした。歌の稽古で「普通に歌うのではなく歌の中にセリフがあると思って歌ってください」って言われた時は、全然理解できなくて、それこそ外国の言葉を聞いてるような感じでした。歌は大好きだけど、こぶしとかしゃくりとかカラオケのスキルとかばっか身につけてきちゃったから、ビブラートを入れたらノーって言われるしで、壁にぶち当たって。俺、本当にステージに立てるのかなみたいな1カ月ぐらいの闇の期間を経てるんです。それでも、RIKUさんがいてくれたし、共演の方々も引っ張り上げてくれて、演出のほさかようさんもすごく優しい方で、分からなかったら聞いて!って稽古に付き合ってくれました。
だから千秋楽を迎えた時には、1カ月の闇の期間が嘘だったかのような……すごい光を浴び倒して、ひとつ乗り越えたんだなって思いました。ああいう経験は飛び込まないとできないもの。『フィーダシュタント』という山に挑んで良かったなって思います。
『フィーダシュタント』があったからこそ2023年はいい1年になったと思います。いろんなことに挑戦したり中断していたことを再開させたり、自分の時間の使い方、人生だったりの時間配分を見直して、減らすところは減らして有意義な時間に持っていこうみたいなこともできました。
自分から飛び込んで切り開いていくことの大切さも改めて感じました。なんとかなるさの精神もいいと思いますけど、それでは何も変わらないのかなって。そんなふうに思うようになったんです。