井上尚弥「この試合は歴史的な試合。2階級で4団体を統一する姿を見届けてほしい」

会見に臨む井上尚弥

 会見の冒頭、共同プロモーターのボム・アラム氏は「日本の至宝ともいえるパウンドフォーパウンド、井上尚弥選手は日本から世界一であることを自分の拳一つで証明してきた。そして対するは勇敢で芸術的なパンチを繰り出すタパレス選手。ここで私の言葉をしっかり覚えていてほしいのですが、この試合こそが何よりも劇的なセンセーショナルな試合になるでしょう。私は春に日本に来て井上選手の試合を見ることができた。ジュニア・フェザー級でもしっかりとタイトルを獲得し、パウンドフォーパウンドの名を欲しいままにした。もしかしたら負けるかもしれないと言われていた試合に圧勝した。ここでまたさらに大きな挑戦を受けるということで、井上選手はこれからさらなる大きな挑戦を受け、そして4団体のベルトをこの階級でも統一しようとしている」などと試合について語った。

 井上は「いよいよだなという気持ちと明後日には無事試合を行えるという、楽しみでいっぱいです」と試合を2日後に控えた心境を口にした。タパレスの印象については「しっかりと仕上げてきたというイメージがすごく強い」、自らのコンディションについては「いつも通り抜かりなく仕上げてきた。あとは明日の計量を終えて試合に備えるだけ」と語った。

 試合については「どんな展開になってもしっかりと勝ちを手にする試合をしたい。その中でチャンスが来たら、そこを逃さないように試合を決めていきたい」と語ったうえで「この試合は歴史的な試合になると思っているので、自分が2階級で4団体を統一する姿を皆さんにしっかりと見届けてほしい」と続けた。