決勝初進出の令和ロマンが日本一面白い漫才師に!〈M-1グランプリ 2023〉

 

 いま最も面白い漫才師を決める『M-1グランプリ2023』の決勝大会が12月24日、六本木のテレビ朝日で行われ、令和ロマンが史上最多となる8540組の頂点、第19代目のチャンピオンに輝いた。令和ロマンはトップバッターで登場して優勝という中川家以来の快挙となった。

 10組から3組に絞られる1stラウンド、初めての決勝進出となった令和ロマンはトップバッターで登場すると、少女漫画にありがちなシチュエーションの矛盾に気付いた髙比良が独特な理論やをまくしたてて、会場を沸かせた。

 トップバッターは以降のコンビの得点の基準となるため審査員の多くが様子見となる傾向があるなかで、全員が90点代を付け、648点を獲得。松本人志は「審査員泣かせですね、一発目でこんなにウケられるとあんまり高くつけると上がなくなっちゃうんで」とコメント。中川礼二も「ここ何年かのトップバッターで一番すごかったのかなって。くるま君のボケというか、空気を自分のものにしてしまうのがすごい」と絶賛。他審査員からもポジティブなコメントが続いた。  

 令和ロマンは最終決戦に進出する権利を得る上位3組だけが座れる暫定ボックスに。途中、659点のさや香、656点のヤーレンズに上位の席を許しながらも、3位で最終決戦に進んだ。


 最終決戦1組目は令和ロマン。髙比良のドラマチックなボケと演技に会場中が大爆笑。2組目のヤーレンズは引き続き楢原が変な人を演じるネタでボケを量産。さや香のネタでは、新山が繰り広げる独自の理論に会場中が巻き込まれた。

 投票ではヤーレンズと令和ロマンで大接戦。最後の松本が令和ロマンに投票し、令和ロマンが初の決勝進出にして優勝を勝ち取った。決勝戦でトップバッターが優勝するのは第1回の中川家以来の快挙。松本は令和ロマンを「1本目より強いネタを残していた。根性勝ち」と評価した。

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