計量クリアの井上尚弥「リカバリーをどうしていくかが明日の大きな差になってくる」

明日、4団体王座統一戦で対戦する井上(左)とタパレス

 井上は昨年12月にポール・バトラーを破りWBA・WBC・IBF・WBO 世界バンタム級王座統一に成功し、アジア人初の四団体統一王者となるも、今年1月にこの4つの王座の返上とスーパー・バンタム級転向を発表。そして7月25日にWBC・WBO世界スーパーバンタム級統一王者のスティーブン・フルトンに挑戦し、8回1分14秒でTKO勝ちを収め、4階級制覇を達成した。

 タパレスは2016年にWBO世界バンタム級王座を獲得。そして今年4月にはWBAスーパー・IBF世界スーパーバンタム級統一王者のムロジョン・アフマダリエフを判定で破り、2階級制覇を達成すると同時に。2本のベルトを獲得した。

 井上がフルトン戦後のリング上で行われたインタビューで「自分が思う最強のフルトンを8Rで倒すことができたので、このスーパーバンタム級最強といえるんじゃないかと思います。ただ、今僕が持っているベルトは2本です。今日この会場に、タパレスが見にきているということで、次戦、スーパーバンタム級で4団体統一したいと思います」と試合を観戦していたタパレスに統一戦をアピール。タパレスもリングに上がると「自分自身がチャンピオンということを証明したいので、井上選手と戦いたい」と受諾。10月にこの対戦が正式に決定した。

「WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦」(12月26日、東京・有明アリーナ)
〈計量結果〉
◆メイン:世界スーパーバンタム級4団体統一戦12回戦
井上尚弥(WBC・WBO王者、大橋=55.2kg) vs マーロン・タパレス(WBA・IBF王者、フィリピン=55.0kg)

◆セミファイナル:日本バンタム級タイトルマッチ モンスタートーナメント決勝戦10回戦
堤 聖也(チャンピオン、角海老宝石=53.4kg)vs 穴口一輝(同級3位、真正=53.4kg)

◆第5試合:64.5キロ契約8回戦
平岡アンディ(大橋=64.4kg)vs セバスチャン・ディアス(メキシコ=63.9kg)

◆第4試合:54.5キロ契約8回戦
武居由樹(大橋=54.5kg)vs マリオ・ディアス(メキシコ=54.4kg)

◆第3試合:49.5キロ契約8回戦
坂間叶夢(ワールドスポーツ=49.3kg)vs ジョン・ポール・ガブニラス(フィリピン=48.6kg)

◆第2試合:フェザー級4回戦
石川 優(大翔=56.6kg)vs 植松風河(駿河男児=56.9kg)

◆第1試合:スーパーフェザー級4回戦
佐藤 力也(八王子中屋=58.3kg)vs 遠藤圭介(DANGAN郡山=58.9kg)
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