2024年1・3後楽園で「D王」優勝を争う遠藤哲哉と納谷幸男が火花散らし、ともに必勝宣言【DDT】

納谷の「さん」付けについての自らの考えを述べた遠藤哲哉

 戦い方に関して、遠藤は「戦い方は僕のなかで変えている意識はないです。技は少しずつアップデートされていくもんなんですけど、ここ数年は戦い方は変えてないです。一番自信のあるバーニングスター・プレス。この技でいかに勝つかを考えてるので。昨日、樋口和貞もこの技で破っているので、納谷幸男もバーニングスター・プレスで破ります」と勝ち方にこだわりを見せた。

 前日のマイクアピールの際から、この日も、納谷が“遠藤さん”と敬称を付けていることを遠藤が「遠藤さんじゃない。遠藤だって!」と指摘。納谷は「これが俺のやり方。前の団体にいたときから、相手に対するリスペクトする気持ちを持て。そのうえで鬼となって相手を殺しに行け。そう教わってるので。だからこそ僕は相手に“さん”を付ける。でも試合では遠藤さん、あなたを殺しに行くんで。その気持ちでいます」と持論を展開。

 その発言を聞いた遠藤は「さんを付けてる時点で、彼は自分を下に見ていますね。これはすごく印象に残ってるやり取りで。今回は対戦相手じゃないので、秋山(準)さんと言わせていただきますけど。秋山さんがDDTに参戦し始めた頃、渡瀬(瑞基)に言った言葉なんです。渡瀬が試合でボロクソにやられて、リング上で“秋山さん、俺はあんたを絶対に超える”と言ったとき、秋山さんが“さん、付けんじゃねぇよ!”って言ったんですよ。その頃の渡瀬は何に対しても噛みついていたけど、ちょっとしたほころびが見えてしまった場面。秋山さんはプロレスIQが高いとよく言われるんですけど、その一瞬の場面でも僕のなかにすごく残ってたので。これってプロレスラーにとって大事なことだと思うので。納谷に言わせていただきました」と述べた。

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