2階級での4団体王座統一成し遂げた井上尚弥の次戦は? 会見では改めて「ここは通過点」

試合後の会見に臨んだ井上真吾トレーナー、井上尚弥、大橋秀行会長(左から)

 対戦したタパレスについては「過大評価していた部分は攻撃力。ディフェンス面が思ったよりすごくて、意外にパンチが当てられなかったという感じ」などと語った。

 試合については「ディフェンス面が非常に優れていて、体重も後ろ重心で構えていて、いいパンチをなかなか当てることができず10Rまでいったが、結果、こうしてKOで勝てて良かった」などと振り返った。また「(判定も頭を)よぎりましたね。ただ、なんとしてでもここまで優勢に進めていたので倒したいという気持ちはありました。ただ、そこで無理して行って、KOを狙えるほどボクシングは甘くないので、そこは冷静に進めようと思いました」とも語った。

 大橋秀行会長は「判定勝ちとKO勝ちでは全く違うものになった。KOで勝ったのは本当に大きいことだし、本当にこの状況でああいう試合ができるのはすごいこと。改めてすごいと実感した。楽勝ムードがあるんじゃないかとマスコミなどに出ていたが、警戒した通りの相手だった。そして今日は井上拓真の誕生日。誕生日プレゼントで2階級制覇というすごいプレゼント。本当に弟思いの兄だと思いました」などと井上を評した。

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